言葉を紡ぐのって、なかなか難しいものですね。
「俺、おかあちゃんが生き返ったら、
もういっぺん幸せになろうと思います」
浅田次郎 『天国への100マイル』より
「幸せはお金で買える」って、どう思いますか??
「そんなの間違えてるよ」と言いたくなりますが、
簡単には否定できないくらいの思いがこの言葉には詰まっています。
気になった方はこの本を読んでみてください。
さて、始めに載せた言葉に、先ほど泣かされてきました。
今までちょっとのことでは泣かない性格だったのですが、
これも年を取った証拠なのかもしれません。。
家族について考えるなんて、なかなか恥ずかしくてできません。
まして、情けないことに親元を離れているわけでもないので、
日々甘えている生活です。。
いつか自分が独り立ちして、
もし、失敗してなにもかも失ったとしても、
自分には帰る場所があるんだ、と思うと
すこし安心できます。
その分、恩返しもしたいものですが。。
…偉そうに言うのも変なので、ここでやめておきます。
とにかく後悔しないようにしたいですね。
それにしても、男ってのは、
いつまでたっても母親の子なんですね。
どんなに偉くなっても、逆に貧乏になっても、
母の前では、ただの子。それ以外の何者でもありません。
人は死ぬとき、だいたいは「お母さん」といって死ぬそうです。
戦争物の本や映画をみるとよくわかりますね。。
…ちょっとだけ、女性がうらやましく思う、今日この頃です。
その分女性は言葉で言い尽くせないほどの苦労を背負っているのも、
またゆるぎない事実ですが、ね。
あしべ
2009/01/08 23:24:57
この本、昨日買って、今日読み終わりましたー
なるほど。深いですねー
本当に母を大事に思う安男の気持ちが詰まってますね。
読んでみて雨月さんの言うことがわかりました。。
でも、先に雨月さんのこの抜粋を見てなかったらこのセリフ、絶対スルーしてたなーと思いました。
もちろん、いい言葉なんですよ。。
でも、これは男女の違いか個人の違いかわかりませんが、きっと雨月さんは安男に共感して読まれたんでしょうね。
私はマリさんの行動にほろりときました。。
最後の
「一枚のシャツも、一ペニーのコインも持たず、愛する女は天国に続く百マイルの道を、永遠に歩き続けるつもりなのだろうか。
愛した男に、すべてを捧げながら。」
で、うわー、ってきました。。
グッと来るところが違うって面白いですね。
私はマリさんみたいにはきっと生きられないけれど、あれだけの愛情を持って人に接することができたら、すべてが輝いて見える毎日を送れるような気がしました。。
ひとみ
2009/01/05 13:20:26
そうですね^^
男の人だって、女の人だって。
いつまでたっても母親の前ではどのようなことがあっても子供なんですよww