金相場　　

　最近　金相場が　上昇しているというニュースと　あおりたてるような文章を見かけます。
　個人投資家の資金も流入して　ますます　上昇指向にあるというものです。

　高いときに買ってはだめ。

　これが　基本です。

　テレビのＣＭも増えています。

　金で定額積み立て　などです。

定額積み立てとは
　毎月　決まった金額を積み立てる　定額預金とは　違います。
　その月の金の相場にあわせた　匁方で積み立てるのです。
　相場が高いときは少しです。

　月々３０００円とすると
　　　　１ｇ／３０００円　の相場のときは　　１ｇ
　　　　１ｇ／１５００円　の相場のときは　　２ｇ
　　　　このｇ数で積み立ていくわけです。

　　　　これを満期になって受け取るときは　
　　　　その月の相場で売却した金額になります。

　　　　満期に１ｇ／１５００円になっていたら
　　　　１ｇ／３０００円で１ｇ積み立てた月の分は１５００円になります。

だから相場が高騰しているときに始めたら　目減りする可能性は大。

大手貴金属地金商は　相場の動きでは　利益を得ないやり方です。
その日に売れた数量と同じだけ買い注文を（つまり仕入れにあたるものです）出します。
売りと買いの差額だけが店の収益になっている。
だから、どんなに相場が動いても損益はない。

街中に雨後のたけのこのように乱立している買取業者も基本的には同じ。
すぐに地金商のところへ持ち込んで換金するのです。

つまり　業者は損をしない仕組みになっている。
まだまだ上がる　と　あおりたてるような宣伝文句にのっかってはだめです。

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