好きな童話は？

2024/04/02 21:36:34

安房直子著　そらいろのゆりいす　でしょうか。

生まれつき目の見えない女の子のために、空の色を教える描写が印象的でした。

「本当の空色は空からとるんだよ。」といって、虹に筆を浸し、絵の具を取っていくのですが、めまぐるしく変わる色の描写が美しい。

同じ作者の作品で、きつねの窓　という話もあるのですが、こちらは桔梗の花の搾り汁を指に塗って窓を作ると、もう失ってしまったかけがえのない大切なものが見える。

大人になったらありえないと笑って終わりですが、子どもの時の感動って、大人になっても残るものですよね。

竜胆