ききぶろ

姫希

さぶかる要素多めですよ、はい。
コメ返は同じコメ欄に返しますねーww

チェリースノー ~本当のココロ~

日記

「へえええぇぇぇっっっ!?」

「どどうしたのっ!? 舞ちゃん!」
麻奈ちゃんが、青い顔で振り返った。
「いやいやいやっ! なんでもないんだな。うん」
「本当に大丈夫? なんか、変なの見た?」
「大丈夫だって! ほら、いこ!次、校庭3週だって! やだなぁー」
「う、うん!」
麻奈ちゃんは、しっくりこないような顔で頷いたが、あまり気にしなかったみたいで、いつもの笑顔で走り出した。
・・・ふぅ。危なかったぁ・・・。
でも、本当に、さっきの感じはなんだったんだろう?

麻奈ちゃんは、可愛くて、ド天然で、そんなところから男子にも女子にも当然、モテる。
・・・なんで、私の周りの人はこんなにモテる人が多いんだ?
まぁ、それはさておき。
でも、そのド天然さにも程がある、と一部から反感を買っているのも事実だ。
なので、「天然やのんびりはわざとだ」という噂が流れていたりする。
私も、何度か事あるごとに聞いたことがあったけど、全部僻んでいる人のガセネタだと思っていた。
でも・・・。
でも、もし、今私が聞いたのが本当だったら・・・。
・・・・・・想像したくもない。
恐ろしくって、考えたくもない。
どんだけ腹黒いんだってことになるし、そのことがみんなにバレたら、みんなから嫌われるのはもちろん、いじめだって・・・考えてもおかしくない。

・・・・・・だめだ!!
首をぶんぶん振る。  
私ってば、何考えてるのさ! 気のせいだったんだよ、さっきのは! 空耳だって! 
思い込もうとするけど、でも、どうしても空耳だと体が認めない。
もう、なんなんだって!!
自分の考えを振り払おうとスピードを上げたときだった。
「おい!! 佐々木!」
自分の名前が呼ばれ、思わず立ち止まる。
「え? は、はい!」
「お前、何周するつもりだ。次で8周目だぞ」
「え。えぇ!?」
我に返ると、周りは誰もいない。
「7周したわりには、息切れてないなぁ。 どういう体してんだ。」
「すいません。体力は人並み以上なんで。」
これだけは、私にも分からないです、先生。
慌てて走ってみんなのところへ戻る。
とりあえず、走りながら物事を考えるのは止めよう。今後の教訓!!

  • 有ちゃん

    有ちゃん

    2010/07/07 22:32:23

    えぇぇぇぇぇぇ!
    何なの??><
    どうして~~~??
    気になるぅ~~~~~~~~~~!!