僕のノーコンをControlしないで下さいっ!!

thz夢櫻

徒然なる侭に・・・w

正白SS(標的301ネタバレ有)

小説/詩

『正チャン、チョイスしない?』

『またですか?今度は何を賭けるんですか?』

『それはね、正チャンの・・・・・・・』


『・・・しょういち?』
別の声が耳元で僕を呼ぶ。

「ああ、ごめんスパナ。で何の話だっけ?」

『ボンゴレの例のものが出来たからソッチに送っておいたよ』

「ありがとう助かるよ。スパナ」
きっと助かっているのは現在の僕を繋ぎ止めてくれる声。

『未来の事、ちゃんと向き合えた?』
僕の中でまだ答えは出ない。

「・・・愛してたんだ。」

『うん。』

「知ってたんだ」

『正一は嘘を付くのが下手だ。見ていて何となく伝わるよ』

「そっか・・・」

『でも正一。そんな言葉を使えるには早過ぎなんだとウチは思う。』
でも・・・まだ近くに白蘭サンが居る様な気がするんだ・・・。
振り返ったらそこに、あの笑顔が微笑み掛けてくる様な・・・。

「・・・僕が・・・この手で殺したっていうのに・・・」

『それは違う正一。今回ウチがボンゴレに作ったもの、ちゃんと渡しに行きなよ』

「うん。」

『正一は多分白蘭にも大切なもの、渡せたと思うよ?』

「そうかな?」

『今を選んだのは紛れもない正一自身だから。自信持って』
今を・・・僕が・・・チョイスした・・・?
白蘭サンが僕から欲しかったもの・・・白蘭サンは手に入れられただろうか?

「いつも有難うスパナ」

『いつもじゃないよw今回が初めてだからw』

「そうだったね」
スパナはいつも忘れそうなキーワードをいつも引き出してくれる。
僕もそれに答えなきゃ。
未来は・・・それからだ。


宅配が届いた。
写真が同封されている。
僕の知ってるスパナとは骨格からして幼い。
きっと僕もそうなのだろうけどw

しなきゃいけない事が増えた。
玄関の扉を開けると新しい風が吹いた。

この先に・・・
貴方はいますか?

僕の一番大切な・・・愛しい人へ・・・。