シズイザSS3(※腐微エロ)
「随分とまあ、色気づきやがって・・・」
静雄の顔を見るなり田中トムはそう呟いた。
今しがた帰って来た静雄の顔には、何者かに引っ掛かれた爪跡がクッキリと浮かび上がっていた。
「・・・そんなつもりはないっすよ・・・」
ムスッとしたまま静雄は、傷を隠す様に顔を背けた。
そんな静雄を横目にトムは嬉しそうにしている。
「なんすか?一体」
トムの様子を怪訝そうに伺う。
「何だろうな♪」
息子に初めて彼女が出来た様な高揚感だろうか?
不器用ではあるが静雄の人に触れてゆく過程が、見ていて微笑ましくて仕方が無い。
そういった所だろう。
+++++++++++
平和島静雄の奇襲にあった。
「はぁ・・・」
立っているのもやっとな身体の力を振り絞り、臨也は家路を急いだ。
どうしてこうなってしまったのだろう・・・。
もう、彼と関わるのは二度と御免だ。
1時間程前に在った出来事を冷静に思い出し、その言葉しか出てこない。
「外で暴行とか・・・本当に獣だよね、シズちゃん」
そこにはもう居ない者の名を、何も無い空間に投げ掛ける。
「捕まっちゃえばいいのに・・・」
そう呟いた瞬間、青アザの出来た横腹が激しく痛みを訴える。
「・・・ッつ・・・タタ」
無意識に腹に力が加わる。
すると臨也の秘部から熱いものがゴポっと溢れ出す感触がし、ゾクっと身体が跳ねた。
「アッ・・・!」
無理矢理挿れられた内容物が今更になって出てしまった様だ。
そんな事より、今しがた自身の出した声に臨也は動揺した。
無意識に口元を片手で覆う。
『こんな恥ずかしい事をされて感じてしまってる俺の身体って・・・』
セックスというには余りに何も無さ過ぎる。
ムードもへったくれも無い。
ただ動きを塞がれ、身体を突き上げられるだけの単純なものだった。
静雄が自分に欲情しているのは前から知っていた。
まあ、ほとぼりが冷めれば彼もそんな気持ち等捨ててさっさと暴力三昧な日常を送るのだろう。
そう臨也は思っていた。
だが相手は理屈の通じない相手だ。
予測の範疇を軽く超えている。
「シズちゃんは・・・俺をどうしたいんだろ」
臨也自身の心が静雄に寄り掛かり始めている事にうっすら気付きながらも、
身の危険を感じざるを得ない現状に身体中の力が抜け、その場に立ち尽くす。
空を見上げると大きな月が自身を照らし出し、彼の身体を暖かく包み込んだ。
ティズ@園原杏里
2010/11/15 20:37:48
R18に入るのですか?!Σ
最近二時創作に手を出してないのでラインを見失ってる感タップリな感じでお恥ずかしい;;;
エロも好きだけども・・・もっとラブラブに向けて精進してゆきたいです><*
チキン野郎@蔵
2010/11/15 17:16:44
R-18ktkr(*´ω`*)
ご馳走様でしたw