独り言2
誰にも愛されなかった主人公。
誰にも愛されず育っていく様は滑稽としか言い表し様が無い。
嘘の笑顔。
嘘を付く口。
嘘で固められた存在。
その内主人公はどこに居るのかさえ見失う。
自分は誰なのか。
自分は何者なのか。
それでも友人と呼べるべき存在が出来た。
その人達と居ると、此処に居る自分が解る感触がする。
愛と心。
愛は語りかける。
「人を愛しみなさい」と
心は語りかける。
「もっと経験を積むべきだ」と
何も知らない主人公は立ちすくむ。
愛しむって何?
経験って・・・? 何をしたらいいの?