へっぽこ 探偵 さおり 第58話

さらに月日は過ぎ… 探偵さおりも、年老いてしまった。
さおり 「この歳になってまで、髭女の格好をする事に、なるとはなぁ~ 」
へっぽこ探偵さおりの体は、スニーカー博士が現役だった頃に…
研究所で再改造を行い、元の体に戻す手術が成功していた。
しかし… 髭女の格好は、すでにトレードマークとして、定着してしまい~
仕事上(探偵稼業)、無くては成らない物になっていた。
その結果、髭女の格好で登録した物が多く… 研究所のセキュリティーや、
改造人間10号の、顔認証システムにまで~ 影響が出てしまうのである。
さおり 「ヨシ!これで、メイクの完成なのだ☆ ( ̄∀ ̄) 髭!復活w 」
この日… 探偵さおりは、ある事を決意していた。
さおり 「うむ… 髭女の格好をするのは、これで最後にしよう。 (´・ω・`) 」
そう呟くと探偵さおりは、筒抜け君の様子を伺う為、研究所に向かった。
さおり 「博士が居なくなってから、ここに来るのは何度目だろう? 」
探偵さおりは、この研究所に何度も足を運んで来たが、結局…
筒抜け君のココロは、覚醒しなかった。
さおり 「私の足腰が、しっかりしている内に、この研究所の入口を… 」
さおり 「誰も入れないように、閉じてしまおう! (*'へ'*) うん 」
さおり 「悪く、思わないでね。 (* ̄O ̄)ノ 」
探偵さおりは、スニーカー博士の遺言どおり… 研究所を閉じた。 …続く