最期まで希望を持つということ
人は、亡くなる間際でも希望を持つことができる・・・。
病気で治療のしようがなく、ただ死を待つ・・・。
そんなことは無いような気がします。
先日、終末期の患者さんとこんなことがありました。
いつも寝てばかりで、ベッドで過ごすことが殆どだった患者さんからコールがありました。
行ってみると「息苦しいから何とかして・・・」と言われました。
すぐに薬を使うのは簡単ですが・・・見た感じさほど苦しそうではなかったので、「ちょっと新鮮な空気を吸いに行きませんか?」とさそっって見ました。
「行ってみようかしら・・・」患者さんも珍しく散歩に行く気になってくれので、他の仕事はほったらかし・・・。
隣の棟のお花を見に行きました。(その患者さんはお花を育てるのが生きがいだったので)
最初は寒いから嫌だと言っていたのに、そのお花を見た途端に
「わ~綺麗~。私の一番大好きなお花・・・赤いベコニア・・・大好きなの・・」
と言って凄く喜んでくれました。
そのベコニアは見事に真っ赤でエネルギーに満ち溢れている感じでした。
私も一目見たときに凄く元気をもらったので、患者さんにも見てもらいたかった。
そのお花と、精一杯の笑顔で写真を撮った患者さんは、生きていることを心から喜んでいるように見えました。
日々の生活の中で、ちょっとしたことを喜びとし生きていくことが希望の一つなんだろうな~。
そんなことを患者さんに教わった一日でした。
ちー
2011/11/02 02:16:27
みーなちゃん
コメントありがとう~。
本当にそう思います。
少しでも、嬉しいと感じることがなんなのか・・・。
それが、ちょっとしたことだったりするんですよね。
ちー
2011/11/02 02:13:42
ひろむさん
コメントありがとう~^^
人は何のために生まれて、そして死んでいくのか・・・。
それについて、考えることがとても大切なんだと思います。
最期までどう生きるのか・・・どうありたいのか・・・。
み-な
2011/10/24 17:51:59
心に花が咲く。 まさに患者さんの心に花が咲いたのね。
喜びが生きがい、生きてく活力ですね^^
ひろむ
2011/10/24 16:28:30
ひとはなんのやめに生きて、そして死んでいくのだろうか?
でも生まれたからにはね、しっかり最後まで生きないとねw