石破総理「中国の立場を尊重」と言った?
●日本政府が中国に抗議、石破首相と王外相の面会内容「事実と異なる」(ブルームバーグ)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-03-24/STM6KWDWLU6800
●来日した王毅外相が日本に突きつけた「3本の矢」――「脱トランプ」「歴史」「台湾」 (現代ビジネス)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f7f6b39ec720e746ce21dff1b67780de4524388
石破総理と中国 王毅外相の会談なので、通訳が石破総理の発言を外交上適切な文言に
翻訳して中国側に伝えていると思いますが、王毅外相は駐日大使の経験もある日本通で、
流暢な日本語を話す方なので、翻訳する前の石破総理の発言も聞いていると思います。
石破総理の話し方は、遠回しな言い方で結論がよく解らなかったり、「しかしなが
ら〜」と言って、それまでの発言を否定する言い方をするので、中国に都合の良い発
言が抜かれて利用されたり、発言が都合よく解釈される事もあるのではないでしょうか。
石破総理が”明確に「中国が詳述した立場を尊重する」と言っていない”としても、石
破総理の話し方からすると、”「中国が詳述した立場を尊重する」と解釈出来るような
「曖昧さのある発言」”をしている可能性はありそうです。
王毅外相は日本語が堪能なので、通訳が中国語に翻訳する前の石破総理の「曖昧さの
ある発言」を聞いて、”石破総理が「中国が詳述した立場を尊重する」と述べた”と発
表したのではないでしょうか。
外交で王毅外相の様な日本語が解る相手に対して、”結論がよく解らない話し方をする
のは、相手がどうとでも解釈できるリスクがある”のでは?と感じます。
”石破構文”と言われる結論がよく解らない話し方は、日本人が聞いても「ん?」と首
をひねるので、”石破構文”をシンプルで解りやすいメッセージに翻訳して、外国の方
に伝えなければなりない通訳の方は大変だと思います。
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