私、先生だったりして…
あらららら、
それは違います。
私を「先生」と呼んではいけません。
私は、「ろくでなし」。
最近の言葉で言えば、
単なる「ワーキング・プア」なのですから。
ええ、
それでも、
確かに「先生」と呼ばれてしまうのですが、
本当は、化けの皮が剥がれそうで、
いつもビクビクしているのです。
いつもビクビクしているから、
一生懸命、準備して教室に入るのです。
本当に律儀な私なのです。
でも、
私を「先生」と呼ぶのは
間違っています。
それは、
失礼ですが、
あなたの、
人を見る目がないのです。
ただただ、私は、
皆さんの期待に応えられるよう、
必死なだけで、
「先生」と呼ばれていいはずなどない!
そんな私が、
「先生」として、
誰かに影響を与えているのだとしたら、
私はなんだかとても恐ろしいことをしているように思います。
だから、私は、
お金にならないこの仕事を、
こんなにも時間をかけて準備している。
それだけが私の救われる道なのです。
でも、
時々、消えてしまいたくなる…。
いいえ、
いつでも消えてしまいたい!
ドロロン、パッ!!