青海湖とチャカ塩湖の写真がありました。
http://tabj.web.fc2.com/shasin/seikaiko.html

7時半起床。
昨晩は寒くて仕方なく、最後はズボンを足に引っ掛けて眠ったが、夢ばかり見ていた。
標高が高いというのはこういうことか。
9時出発。
30分くらい走った時、標高3810メートルの標識があった。

10時半ごろ、塩庁に到着。
どうやら塩湖の横にある製塩所のようだ。
見学料10元は高いのでは？　と思ったが、その価値は十分にあった。
中には線路が通っていて、湖の沿岸にできた塩の塊を掘ってトロッコで運ぶ。
そのトロッコ電車に乗って塩湖を走ったのだ。
汽車は結構なスピードを出す。
途中の中継点で線路に降り、歩いたり、塩の塊に触ったり。
トロッコで昨日のマカオの団体に会い、エールを送りあう。
その後塩山に行き、山登り。
帰りはお尻で滑り降りる。
怖いけど面白いよー。

そこではまともなものが食べられないと言うので、移動。
バスが急に停まったのでなんだ？　と前を見たら、らくだの群れがのんびり道を横切っていた。
中国のらくだはインドのらくだに比べて肉付きがいい。
立派な2こぶのらくだだ。

1時半、昼食。
水煮肉と言うメニューは、スープの中に肉がたくさん入っているのだが、表面が山椒と唐辛子で真っ赤で舌がびりびり。
だが、おいしい。
トイレがないので裏でいたしていたら、どんどんすずめが寄ってきた。
ただ見はいかんよ、ただ見は。

帰る途中でガラスを踏んでしまい、サンダルを突き抜けて足に刺さった。
10分くらいサンダルを安全ピンでほじくって出したら、かなり汚いビンの破片だった。
血を絞り出して消毒し、軟膏を塗る。
破傷風の予防接種はしてきたけど、気をつけなくては。

放牧地帯を抜けた。
ヤクと羊が放されていて、所々にいわゆるパオが建っている
広い、広い、場所。

3時半ごろ、バスが停まった。
前方にも沢山の車が停まっている。
前のほうに行ってみたが事故でもないようだし…と思っていたら、もっとずっと前のほうで道が崩れているらしい。
まいったね。

と思っていたら、バスの運転手は道でないところを強引に通って行ってしまった。
まあ荒れ地の中の1本道だ、迂回なんてどうとでもできる。
5時前、ガソリンスタンドに着くが、だれもいない。
運転手はみんなを下ろすとバスでどこかに行ってしまい、なし崩しにトイレ休憩になる。
無人のスタンドには鎖につながれた犬が1匹。
汚くて毛なんて固まっているが、思い切り尻尾を振って撫でてくれ、と全身で言う。
かわいい子だった。

しばらくするとバスが戻ってきたのでまた乗ると、7時頃にほかのガソリンスタンドに入る。
が、メイヨー。
運ちゃんは足元からとっておきらしい予備ガソリンを取り出して、入れ始めた。
こちらも最後のビスケットを出して皆に回す。
昨日、夕飯の店で見つけて買っておいたのだ。
水筒のお茶も少なくなってきた。
一応5時着の予定だったんだけどな。

着いたのは8時過ぎ。
同行の１人と大急ぎで駅にゴルムド行きの切符を買いに行くが、なし。
快客(快速)は2日に1度しか通らないのだそうだ。
いったんホテルに帰り、食事に出たのは９時過ぎ。
ほとんどの店は閉まっていたが、中心街近くに｢蘭州牛肉麺｣という大きな看板を付けた店だけが開いていた。
１人分ずつ目の前で手延べした麺をドラム缶の湯に入れ、１分くらいでさっと出し、大根とネギと醤油肉を載せ、ニンニクの効いた辛い汁をかける。
おいしい。腹にしみわたる。

同行の１人の具合が良くない。
桃とビスケットと薬を渡す。
良くなって一緒にゴルムドに行ければいいのだが。
就寝１時。