glycogen

チベットへの旅10

レジャー/旅行

6時半過ぎに枕カバーとシーツを取られる。
7時15分に着くのだから、これは良心的。
ひどい時には5時ごろに毛布もたたまれてしまうのだから。
この服務員さんは仕事熱心すぎるだけの、親切な女の人だったと思う。
まあ昨日はたくさん怒鳴れたし、結構なストレス解消になった。
ゴルムド着。

市バスで今日の宿の市政府招待所に行く。
安いけど、布団は丸めてそのままだし、汚い。
トイレ・シャワー共同だけど、洗面だけは部屋でできる。
そんな、寝るためだけの部屋だ。

ちょっと外に出る。
さっきはぜんぜん開いていなかったバザールがどんどん開いていく。
この町では大体10時ごろ開き、8時ごろ閉まるらしい。

チベットのラサに陸路で行くためには、ここのCITS(中国旅行社)のバスに乗るしかないという。
値段は・・・高い。
5人以上で設定するバスは一人1100元。
人数が多くなると段階的に安くなるが、一番安い31人以上でも一人740元。
普段の夕食が8元から20元、今日の招待所は1泊12元。
この間の2泊3日のツアーが180元で、先日日本円10000円を両替したら544元になった。
と言えば、当時の貨幣価値が少しはお分かりいただけるだろうか。
ありえない値段なのだ。
(だが私たちのバスの次のバスに乗った人は最低800元になっていたそうだ)
ほかのバスを使えないか、西蔵バスターミナルに行くが「外国人はCITSに行け」。
ついで駅前に行くと、ここには張り紙がしてあった。
曰く「外国人はCITSを通さなければいけない。7月1日」。

話によると、ここからラサまでには検問が3箇所あり、中国人に混じって入るのは、中国語が堪能でも難しいらしい。
ま、私は無理だな。
同行の士をなるべく多く募るしかないが、やはりラサに行きたがっていた西洋人6人は高すぎるのでやめてしまった。
これは客引きやダフ屋のようにホテルのロビーで張っていて、来た日本人を捕まえては説得するしかないのだろうか。

夕飯後、ロビー奥のソファーで日記を書きながら日本人が来ないか見ていたが、全然来ない。
ここのシャワーは9時から10時までだけなのであきらめてシャワーに行く。
が、壊れていた。

部屋でジーンズとサンダルを洗い、手足を拭く。
今日みたいな日は仕方ない。
隣のホテルのカラオケとここの敷地内のカラオケが調子はずれの歌を歌わせている。
中国の、カラオケの時に窓を全開にする風習だけはやめてほしい。
ついでに同じ曲を何時間もぶっ通しで歌うのも・・・
就寝11時。

  • glycogen

    glycogen

    2010/07/02 08:18:58

    イチゴイチエさん
    当時のチベット農村部の年収平均は350元位でした。
    少ないところは280元くらい、多いところで420元くらい。
    中国農村部で1000元位だったのではないでしょうか。

  • イチゴイチエ

    イチゴイチエ

    2010/07/02 00:18:15

    CITSのバスってそんなにお高いの?!
    5人設定バスで1人1100元とか!!
    普通の中国人の1カ月のお給料以上じゃないのっ?><。

    そしてカラオケガンガンのなか、眠りについたのね^^;

  • glycogen

    glycogen

    2010/07/01 23:16:56

    イタリアーナさん
    中国語の発音、難しいですよね。
    私も全然できません。
    中国人同士でもあまり遠方同士だとうまく話せないらしいですよ^^;
    バスは市内バスも、郊外に行くバスも、乗ってみると面白いです。
    奥地はバスでしか移動できませんし。
    ですがあそこまで高いバスは初めてでした。
    チベット方面は未公開都市も多かったので、検問も多かったのかもしれませんね。

    カラオケ、当時はどこに行ってもすごく人気の1曲があって、その曲ばかり流され、気が狂いそうでした。
    だって高い女性の曲をみんな裏声で再現しようとするんだもの~

  • イタリアーナ

    イタリアーナ

    2010/07/01 21:43:46

    高校の時、先生が超美人で優しかったので、中国語を選択しましたが…
    発音が難し過ぎて私にはマネ出来ず断念した思い出が…ーー;

    バスは外国では個人で乗るのは難しいかと?
    それにしても高価なバスですねん!検問コワ~イ!><;
    世の中には捨て金と活き金がありますが、この場合は後者と思い支払うしかないかも~

    アハハ^^中国人はカラオケがお好き?

  • glycogen

    glycogen

    2010/07/01 19:26:26

    そういう思いもあったことでしょう。
    チベットへはもう一つ、成都から空路で行けますが、こちらはツアー優先なので自由旅行者は幸運でないと入れない。
    ツアー客なら観光地以外はほとんど行きませんから、管理しやすいですからね。
    以前中国は自由旅行者を厳しく制限していました。
    開放都市、未開放都市に分かれていて、外国人は開放都市にしか行けなかったのです。
    チベット内など開放都市のほうが少なく、準開放都市に行くには許可証が必要だったりして、いろいろ手続きが面倒だったのを思い出しました。

  • わかば

    わかば

    2010/07/01 17:10:13

    もしかして、チベットに外国人を極力入れないための措置かと疑ってしまいました。^^;

  • glycogen

    glycogen

    2010/07/01 06:33:30

    グレープさん
    当時、CITSは「悪名高い」という冠句がついていました。
    国を挙げてのぼったくりでしたね・・・
    前年短期間ゲートが開いた時には500くらいだったそうですから。

    ジョバンニさん
    張り紙がべたべてしてあっても中国バスとか闇タクに乗ろうとする人が断たないのは、そっちなら礼金込みでも100とか200でいけるからなんですよね・・・
    ただ私たちは捕まっても最悪国外退去で済むけど、中国人のほうは厳罰を受けるのだとラサについてから聞きましたので、本当にお勧めできないことでした。

  • ジョバンニ

    ジョバンニ

    2010/07/01 02:59:42

    裏事業に通じていないとなかなか大変のようですね(^-^;
    それにしても…ドンだけ高価なバス運賃なのでしょうか…orz

  • グレープ

    グレープ

    2010/06/30 21:00:25

    外国人ぼったくりですか^^;
    多難な道のりですね・・・