8時起床。
セラ寺に行く。
貸し自転車はサドルが揺れ、ペダルもぐらぐら。
耕運機タクシーを利用したほうが良かっただろうか。
寺は山のふもとにあるのでずっと微妙な上り坂だし、途中から舗装が悪くなり、大変だった。
1時間近くかかって息も絶え絶えに寺参り。

セラ寺はデプン寺より町に近いからか、子供の乞食が多く、まとわり付かれて閉口した。
もうひとつ中国人のツアーが1組来ていて写真を撮りまくるのだ。
カメラのフラッシュがこんなに頭に来るとは思わなかった。
仏像や人めがけて、こんなに傍若無人に撮っていいのか？
ガイドもツアー客以外を人とも思わない、嫌な奴だった。

といっても寺自体はすばらしいものだったし、坊さんも親切だったし、巡礼者もいい人ばかりだ。
ガイドブックには参拝時間が決まっていると書いてあったが、1時ごろまでたっぷり見学できた。
珍しい馬頭観音も拝ませてもらった。
帰りはずっと下りなので、楽に帰れた。

いったん返した自転車を借りなおして郵便局に向かう。
本を小包で出そうと思ったのだが、午後は4時からだという。
宿に戻るのは面倒なのでヤクホテルの友人の所に本と自転車を置き、八角街で買い物。
5時にヤクに戻り、近くで米袋と紐を買っていく。

郵便局に文房具セットを持っていかなかったのは失敗だった。
中国では国際小包を出すとき、箱の中身を一度見せ、中を改めてもらってから改めて梱包しなくてはならない。
しかも箱の外を布で覆い、きちんと縫い合わせた上に紐を掛け、宛名を書くきまり。
だから針と糸は忘れず持ったのだが、紐を切るためのはさみを忘れ、ぎゅうぎゅう引っ張っていたら紐が切れた。
あわてて外に買いに走る。
露天で買うので、日に当たりっぱなしの紐に行き当たるとこういう目にあう。
でも受付のお姉さんはとても優しく、お願いしたら紐をはさみで切ってくれた。
ありがとう。

宿に戻り、大急ぎでシャワーを浴びてヤクホテルへ。
今日で上海から一緒だったＫ君やＭ君、Ｔ君ともお別れだ。
彼らは明日ネパールへのランドクルーザーに乗る。
ラサから脱出するには
１　成都までの飛行機に乗る
２　ゴルムドまでのバスに乗る
３　ネパール国境まで行くランドクルーザーを何人かでチャーターする
４　ギャンツェまではたまに公共バスが通るし、その先もネパールまでたまにバスが通るから何とか行けるらしいよ？
という方法しかない。
飛行機はキャンセル待ちがうまくいかない限りまず乗れないし、行きに使ったゴルムドまでのバスにもう一度乗るのはちょっと･･･と考えると誰かのランドクルーザーのチャーターに乗るしかないのだが、一通り祭りを見たからか、掲示板の募集が少なくなってきている。
私もそろそろ移動を考えなくてはいけないのだが、その前にラサ以外のどこかにも行ってみたいし、悩むところだ。
4番の方法、リスク高そうだけど、誰か成功しているのだろうか･･･。
http://tabj.web.fc2.com/shasin/seraji.html