伝書鳩
伝書鳩
人気のない街角で
純白の羽を見つけた
…そうだ
この羽をペンにして
手紙を書こう
そしたら
手紙には翼がはえて
伝書鳩のように飛んでいくだろう
やがて
遠くのポストを
ことんと鳴らす
クークー
クークー
私が帰ってきました
早く開けて下さい
2000/08/10 初稿
2005/07/25 推敲
安寿
2010/09/30 18:30:47
えへへへ、
手紙になって、伝書鳩になって、
遠くの人に会いに行くのです。
ポストのそこで
「早く開けて、開けて」と
待ち焦がれているのです。
可愛いでしょ、この人。
チャルダッシュ♪
2010/09/30 10:38:31
こんにちは。
メルヘン❤
沖野
2010/09/29 22:22:00
わたしは手紙というものを思うとき、それを送る相手へと思いが移ります。「遠くのポスト」ということで、どういう人に送るイメージで書かれたのかな、と思ったり。それも「帰ってきました」と、伝書鳩のような手紙さんはどういう思いを運んだのだろう、と様々に思いました。
先日、お店でとても綺麗な便箋と封筒をみつけて買いました。高校時代は友達によく手紙を書いていましたが、今ではさっぱり。言葉を連ねられることのない便箋がたくさん、収集されていくばかりです。これは便箋であって、手紙ではないのだなぁ、となんだかしみじみと思いました(笑)