抽象的な、余りに抽象的な部屋
わたし、
とんでもない世界を
作ってしまったかもしれない。
このお部屋はいったい何?!
人間が住むところとは思えない。
抽象的な、あまりに抽象的な部屋。
そう、それはあたかも
映画『2001年宇宙の旅』の終わり、
人類の終着点に用意されている
無菌室のような部屋。
ここでは時間が止まっているのです。
芥川龍之介は
『文芸的な、余りに文芸的な』
というエッセイを書き終えた後、
自死を遂げたけど…、
確かに
この部屋には、生命の息づかいがない。
この部屋は、まるでサルトルの『出口なし』のようだ。
この部屋は、そう、健康的で明るい監獄。
この世の人間にとって地獄があるとすれば、
それはきっとこんなところ。
でも、
この部屋の虚ろさに、
妙に馴染んでいる私がいます。
それはこの私が
どこまでも虚しいから。
さあ、始めましょう。
最後の審判を永遠に。
時間はたっぷりありますから。
(サルトルの『出口なし』風にまとめてみました)
安寿
2010/10/23 11:17:38
>バンビさん
私も憧れです、こんな部屋。
現実は、私も物だらけですもん(笑)。
バンビ
2010/10/23 09:12:48
何でも詰め込んでしまう私には真似出来ない
出来ないからこそあこがれるお部屋です!
青と白の空間!
安寿
2010/10/22 00:40:32
>花咲凛さん
うん。気持ちいいと思う。
この潔さが好きだったりします。
>沖野さん
沖野さん、なかなか読書家ですね。
芥川龍之介の「プラトニック・スゥイサイド」の言葉、
指摘されて「ああ、そうだった」と思い出しました。
今度来た時のために、ビール、冷やしておきます(笑)。
花咲凛
2010/10/21 22:17:39
私は
この部屋好きです^^
ステキですね☆
沖野
2010/10/21 20:20:09
~空いた席に座る人が○○なら…~
ボードレール「酔いたまえ」
カミュ「存在は虚妄であり、しかも存在は永遠である」
芥川「プラトニック・スゥイサイドですね」
わたし「とりあえずビール!」