負け犬の遠吠え、あるいは確定申告書始末記。
2月…
それは私にとって魔の月…。
もう純粋な気持ちで祝うことができなくなっている
こわいこわ~い誕生日がやってくるし…、
日本の政府機関である税務署が、
こんな理解不能な日本語表現をしていて、
なぜ文部科学省は文句をつけないのか不思議でならない、
確定申告の季節がやってくる。
数多くの伝票、領収書、源泉徴収票、様々な証明書など、
添付書類を整理し、
項目別の一覧を作り上げ、
青色申告書も作り上げ、
あああ~(ため息)。
減価償却費。
これは毎年、難易度が高いのよね。
株の譲渡損失。
これは今年初めてトライアルしてみました。
いえ、
私が株に手を出せるはずもなく、
亡くなった父の株をそのまま相続していた関係で、
今年こんな項目が新たに付け加わってしまったのです…。
(損しているだけなのに、
なんで申告しなくてはならないの~。
来年、損益通算ができるですって?
利益なんて、どうせ出ないわよ~)
しかし、わからない…。
どうにもこうにも税務署の文章は、
日本語であって日本語ではない。
「申告せよ」と庶民に命じながら、
庶民の税制度への理解を
意図的に阻んでいるとしか思えない(ホント)。
積極的に株の売買を行っている人は、
こんな複雑怪奇な所得の控除制度や、
株の損益計算方法を理解しているのだろうか。
理解すれば単純なのかもしれないが、
理解に到達するまでが至難の業。
まあ、ともかく、
「マルサの女」が
いつ何時我が家を訪れても、
お茶など飲みながら、
余裕綽々で説明できるように、
各種の書類を整合性あるように整理して、
ようやく辿り着いた結論は?
くそっ~!
源泉徴収された税金が戻ってくると思いきや、
今年も若干とられてしまうじゃないか。
苦労して計算した挙げ句に、
税額不足分を新たに課せられてしまうという
この二重の敗北感。
ふん!
所詮、人生なんてこんなものよ。
世間の風は冷たいぜ。
こうして今年も寒空の下、
打ち拉がれた安寿さんは、
知らない街の片隅で
うらぶれて一人、
佇んでみたくなったのでした。
わおぉぉぉぉ~ん。 (…と、負け犬の遠吠え)