私のことです。
ドイツに持ってきた本は、
実はチェコのプラハに関する本が4冊もありました。
3冊は観光ガイドですが、
でも、その中に1冊だけ、
ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』が入っています。
映画は名作です。
翻訳はこなれていませんが、
でも所々で光る文章に出会います。
きっと原作者のミラン/クンデラの功績でしょう。
例えば、
「自分の住んでいる土地を離れたいと願う人間は幸福ではない」
(文庫版,p.38)
…ははは…
それは私のことです。
さて、もう帰国まで一週間となってしまいました。
帰国して何かいいことがあるのかしらとも思いますが、
帰国するからこそ、いいこともあるのです。
例えば、帰国の際、
イタリア人の知識人夫婦には、
彼らの子供のために、
ラインマーカーのセットをプレゼントしましょう。
私は日本に帰りますが、
私のことを気にかけてくれる人が少し増えるでしょう。
それは「いいこと」ではないでしょうか。
そんなことを考えながら、
私は今晩
白のドイツワインを一本開けてしまいました。
あああ~
(何も言わないであげてくださいまし)
ちなみにルフトハンザ航空、
フランクフルト空港発、成田空港行きは、
ソウル経由中部国際空港行きになっています。
今日は日本の大使館から学校の方へ連絡があったらしく、
外務省HPで帰国情報などを確認するように「ご通達」がございました。
無事、お家に帰れるかな~。
そもそも、家の中が大丈夫かな~。