『Gosick』短評
桜庭一樹は、直木賞を受賞したのだという。
これが直木賞作家の作品だろうか…。
ライト・ノベルだから、手を抜いたとでも…(ヴィクトリカ調)。
推理小説・探偵小説として評価すれば、
ここには知恵の泉のかけらも見つけられない。
無理な展開、
不自然な推理…。
ふあぁ~、退屈だ。
退屈でこのまま死んでしまうかもしれない。
Gosickと銘打っているが、
あの図書館の建築様式はバロックに見えるし、
ヴィクトリカの服装はロココだと思うし、
オープニングはアール・デコの装飾が点在している。
何なのだ、これは…。
要するに、何でもいいのだろう。
何でもいいと割り切った上で、
これは原作の力ではなく、
絵やアニメになった時、
ヴィクトリカや久城の表情やリアクションが楽しめるから、
私はこれを見ているような気がする。
不必要に大げさな久城の
「えぇぇぇぇーー!」
高慢で冷笑的で、
すべて見通しているかのようなヴィクトリカが
いざ、実際の行動となるとあたふたしたり、
注射を打たれて髪の毛が
ピン、ピン、ピ~ンと逆立ってしまうような
些細な描写が楽しいのだ。
これは桜庭一樹の原作の力というより、
イラストレーターやアニメーターの、
文字通り、キャラクターに息を吹き込む力量ではないだろうか。
だから、私は、角川文庫版の原作を買わない。
4月1日発売の角川ビーンズ文庫は買うかもしれない。
イラストが付いているから。
ぷっか
2011/04/03 07:31:35
私もGosick大好きですヴィクトリカのかわいいところやおこってほっぺがふくらんでいるところが!!でもかわいすぎてたまらない!!!
安寿
2011/04/02 21:45:40
「かわいいければ、それでいい」
ふん…。
アニメ・ファンらしい感想だな(ヴィクトリカ調)。
沖野
2011/04/02 21:28:36
ヴィクトリカがかわいいので、アニメはそれで充分です。
それから、アニメ第12話ではかっこいいグレヴィール警部を見て楽しめます笑