昨日はサッカー観戦に行ってきた。
だんなの会社の親会社が協賛かなにかしているので、会社の納涼祭代わりに動員されたのだ。
私は仕事で他人の尻拭いをしたあとでぐったりしていたので正直サボりたかったのだが、先行しただんなから「おじいちゃんも来るからつれてきてあげて」と言われたので逃げ道がなかった。
うう、せめて電車に乗っている間は眠って鋭気を養いたかったのだが話しかけられるのでそれもできず、途中のトイレで見ると目が落ち窪んですごい形相だ。
こんな顔で本当に観戦なんて行くのかい？　と思ったが、いざサッカー場に入るとそんなの吹き飛んでしまった。

上のほうの席だが、応援団席が下に見える位置。
動員じゃないコアなファンがチャントを繰り返すと、大学時代武道系だったこともあり体が反応してしまうのだ。
（うちの大学、小規模校なこともあり、応援団が応援合戦する時は体連参加、武道系は最前列で盛り上げ役を務める習いだった）
さすがに上のほうの列なので立ったまま跳ねたりはしないが、下の合図に合わせて手を振り歌を歌うくらいは平気だろう（長男には「何、この人」という目で見られたが）。
だんなはそういうのは恥ずかしいたちなので普段は応援の近くなど座らず、だから観戦は好きじゃないのだが、私は大声を上げ、体を動かすのは好きなのだ。
カラオケの好きな人は、こういうふうに体を使えるのが気持ちいいのかな。

帰り道、トイレの鏡の中の私はやはり顔色が真っ白だったが、目は落ち窪んでいず、それどころか目の周りに生気があった。
たくさん叫んで、表情筋に血流が回ったかな。
寝不足だったが、今日の仕事は楽しく終えることができた。

ちなみに昨日の試合は最初と最後に「このー木何の木」の大合唱があり、私は一瞬このチームはこれがクラブの歌なのか！？　と誤解したのだった。