と言うわけで、今日は尻からすねまで満遍なく筋肉痛のグリコです、こんばんは。
いつもどおり旅日記を書いてきたので、かいつまんで書き写します。

4時10分起床。
前日は眠れなかった。
寝ようとした時、目覚まし代わりに使っている携帯が見つからずに30分ほど探しているうち、緊張してしまったらしい。
ついでに無風の熱帯夜で寝苦しく、夜中に10度は目覚めて時計を見てしまった＾＾;

始発で横浜へ。
子供が「なんかドキドキする。山登りってドキドキして腹減る」と言う。
普段朝は食べられないのに、朝からおにぎり4つも食べている。

9時半ごろ富士山へのルートに入ったらしい。
森を切り開いた道をうねうね進む。
耳がおかしくなって何度も耳抜き、でもすぐに痛くなる。
気圧が変わってきているのだ。
あれ、木の背が低くなってきた、高山に入ったんだと思ううち、5合目到着。
10時着。

のんびり高度順応のために途中で買ったパンを食べ、11時半出発。
だらだらした坂道は苦手で、子供に「遅いな」と言われながら「荷物が重いんだ」と言い訳する。
だんなが「絶対飲むから」とお茶の500ミリペットのほかに2リットルの水を持たせたのだ。
絶対重いって！
確かに上だと500ミリで500円するって言うけど、重いよりはいいじゃない･･･

１時、しばらく休憩。
７合目が見えるのだが、まだちょっと遠い。
４０分後、７合目の最初の花小屋着。
そこからは岩の道だ。
杖をしまい、鎖にすがって歩く道。
５分か１０分歩けば次の山小屋に着けるのだが、そこで休憩しないとなかなか次に進めない。
牛の歩みだ。

３時ごろから明らかに子供の歩みが遅くなる。
逆に私の足は楽になってきた。
だらだらした火山礫の道よりは岩場のほうが私には歩きやすい。
二人とも頭痛が出てきたが（高山病の初期症状）、このくらいならまだ平気。

７合目の最後の山小屋から、８合目の最初の山小屋までの道のりは、長い。
そこで子供の歩みが止まる。
ここまできついとは思っていなかったらしい。
確かに、ここはけっこうな難関かもしれない。
ごつごつした岩だらけで、両手も使わなければならないところもあるのだ。
しかも荷物が重い。
子供は昼食までに最初のお茶を飲み干し、すでに水に手をつけているが、私は全然。
本当にこの水、捨ててやりたい。
けど使うかもしれないし、いやきっと使うだろうし･･･。
８合目の最初の山小屋、太子館に４時半ごろ到着。
もうここで泊まりたいくらいだが、先は長い。

８合目に入ると、今度は私の苦手な礫の道だ。
また杖を取り出し、歩く。
７合目は小屋が密集していたが、８合目は間隔が広い。
そして私は泊まる予定の宿は８合目より上の本８合目にある上江戸屋だ。
何でこんな上の宿を頼んでしまったのだろうと何度も悔やむが、子供より先に根を上げたくない。
その気持ちだけで踏ん張り、山小屋到着６時４０分。
何とか明るい内に入れた。

夕食はカレーがちょっとと、小さなハンバーグもどき。
８合目に入ったあたりから吐き気もあったので、まったく食欲はない。
子供が足りないのを幸い、３口で止める。
食後は１時間は寝てはいけないそうだが（消化のため、血流がそちらに集まり、酸素が足りなくなるらしい）、眠い。
寒いので、余計に眠い。
けど、吐きそう。
もうちょっと我慢だ･･･ＺＺＺ･･･日記を書いているうち本格的に眠くなったので、寝袋にもぐりこむ。
（ちなみに山小屋は蚕棚のように狭く、寝るスペースは寝袋１個分しかない。顔を洗うどころかトイレの後も水はない）
就寝８時。