郵便列車/『ミツバチのささやき』を見終わって
今、『ミツバチのささやき』を見終わりました。
私は時々、
そう、数年おきぐらいに
この映画を見る必要があります。
リセットし直さなくてはいけないから、
この私を。
むかしむかし、
この映画を見終わった後、
こんな文章を書いています。
今、再び
私をリセットし直して
言葉も推敲し直して
ここに掲載してみましょう。
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郵便列車
流れる雲と共に
草原を走り抜けて
手紙を出しに行く
朝の郵便列車に
間に合うように
今の暮らしと
折に触れて思い出す
あなたのことなど
昨夜遅く
ろうそくの灯に包まれながら
ひとつひとつ書き留めて
まだ湿っている糊の感触
小さな勇気にせかされて
日曜の駅へと急ぐ
返事はなくても
あなたをいつも信じている
初稿 1996/12/05
推敲 2011/11/23
安寿
2011/11/27 14:48:49
>おにぎりんさん
『ミツバチのささやき』を見るたび、
子供はみな、この世とあの世を行き来している生き物なんだと思います。
そして、ちょっとしたことで、
あの世へふっと消えてしまう。
大人たちの嘆く声など、聞こえぬかのように。
おにぎりん
2011/11/23 19:38:15
こんばんは。
俺もミツバチのささやきは時々観なおしています。
たくさんのことが詰まっていて、
そのどれかがその時々に繋がることが
あるので、観直すことでなにかを新たに知り
感じ考えることができるからなのです。
リセットとは違いますが、新たに、
というところで偶然にも共通しているのかなって
思いました。
魔法の言葉のように、「ソイ アナ」と
つぶやいてしまいます。