低血圧の私にしては、
朝スカッと起きることができたので、
前々より計画していた、
三浦アルプスというのか葉山アルプスというのか
ともかく三浦半島の里山を歩いてきました。

先月歩いた鎌倉アルプスは、
パンプス履いた観光客が登ってくるような道なので、
山歩きという感じはしませんが、
この三浦／葉山アルプスは、
細い尾根伝いの山道を延々と上下しながら歩いて行くので、
ちょっとした縦走気分を味わえます。

ちょうど三浦半島の東側から西側に降り立つ感じでルートが続いています。

まずは、JR横須賀線の田浦駅を降りて、田浦梅の里をめざします。

でも、この梅の里、
田浦駅から山の方へ坂道を登り、
そこから階段を下り、
そして再び山道を登ってたどり着く、ちょっと面倒なところにあります。

でも、この面倒さが適度に人を寄せ付けないのか、
梅園は人がほとんどいなく、
ホーホケキョと鶯の声が長閑に響きます。

梅はちょっと盛りを過ぎていた感じでしたが、
それでも今年は寒いのでしょう。
まだまだ十分に梅を愛でることができました。

その後、本格的な山道へと入り、
案内板を確認しながら、細い山道の上下降を繰り返していきます。

途中、大きな桜の木があったり、
椎の並木があったりと、結構楽しい道です。

桜はまだ咲いていませんし、
新緑の季節もまだですが、
その頃にここを訪れると、なかなかいい感じかもしれません。

道祖神がある頂上に到達すると、
　　（でも、この頂上は観音塚という名前ですから、
　　　道祖神と思ったのは観音様だったのでしょう）
葉山の町が見え、湘南の海の向こうに富士山が見え始めます。

ゴミ焼却場や中学校を下に眺めながら、
尾根沿いをそのまま進むと、
長い階段を下り、そして登り返す難所を通過して、
葉山の街を真下に眺める仙元山へ着きます、…が、

うわ～！　銭湯のペンキ絵のような絶景だ～。

富士山が真っ正面にそびえ、
箱根や丹沢の山がその両脇に控え、
湘南の海の上には江ノ島が浮かび、
手前に広がる葉山の海では、
小さなヨットがセイリングしてる。

１１：３０なので、
仙元山の頂上で買ってきたサンドイッチと、
自宅で煎れてきたコーヒーの昼食。

仙元山の頂上から下れば、
すぐに葉山教会へと至る道に出て、
あっという間に葉山の町へ。

葉山は小さい町ですが、おしゃれで上品な町です。

海沿いの町特有の細い路を抜けて、
海岸沿いに立つ森戸神社に出れば、
今回のトレッキングはおしまい。

森戸神社のすぐ脇に広がる海岸から、
海の上に浮かぶ富士山と江ノ島を眺めた後、
バスに乗ってJR逗子駅へと向かいました。

なんと１３：００には逗子駅に。

わずか半日の山歩きでしたが、
しっかり山を歩いた感じもしたし、最後は海まで楽しめて、
悪くないルートでした。