あっぱれ元スイス大使村田光平〜ヽ(^。^)ノ
あっぱれ元スイス大使
力の父性文明から和の母性文明へ──東日本原発震災に直面して 『プランB』34号に掲載(2011.8)
3・11直後のメッセージ
私は、三月一一日の東日本原発震災が起きた三日後に、次のようなメッセージを発しました。
福島原発の事故は内外に原発の危険性を改めて警告するものとなりました。原発は運転停止後も崩壊熱を冷やすため三カ月冷却を続ける必要があるとのことですが、まだ予断を許さない今回の事故に関する連日の報道を通じ、世界中が「原発安全神話」から目覚めることは、もはや確実と思われます。
海外・国内の友人、知人よりお見舞いをいただいておりますが、今回の教訓を生かし、日本として国連倫理サミットを地球の非核化と一層結びつけて実現し、原発ルネッサンスの終焉を含む核廃絶へ向けての大きな流れを作ることに貢献するよう働きかけていきたいと考えております。
すでに一〇〇万近くの反対署名が集っている浜岡原発の存続は、全ての日本国民から論外と思われるに至ったと思われます。
さらに、三月二五日にも次のようなメッセージを発しました。
その可能性がいまだ排除されない原子炉爆発という恐怖の元で、日本国民が原発に対しどのような気持を抱いているかを内外に伝えることは日本の責務と考えます。
二一日、ルース駐日米大使宛に、二度と今回の日本の悲劇が繰り返されないようにするため、平和利用を含む核廃絶の理念を打ち出す国連倫理サミットの開催を訴えるメッセージを発出し、オバマ大統領への伝言を要請しました。潘基文国連事務総長及びフォーレ駐日仏大使にも同趣旨のメッセージを二二日に発出いたしました。
四年前になりますが、私は、二〇〇七年七月、新潟中越沖地震直後に、外国人記者クラブでのスピーチをしました。その末尾で次のように話しましたが、まさに3・11後の課題を想起させるものであり、スイスなどで知人の講演で引用されております。
「原子力の問題は倫理と責任の問題に集約されると思われます。危険であると知りながら原子力施設を他国に輸出することは倫理にかなっているでしょうか?
危険を承知しながら政策決定者がこのような施設を輸入することは倫理的でしょうか?
核廃棄物の処分の仕方も知らずに、また何十万人という人員の動員を必要とする事故を鎮圧する備えもなくして、(世界中で)四三〇基以上の原発の稼動を認め放置することは、責任感の欠如と言えないでしょうか?
このような破局の種を取り除くためになにもしないでいるということは、正義感の欠如ではないでしょうか?
上に述べたことは、私がかねてより訴えている軍事・民事を問わない地球の非核化の必要性を正当化するものだと思われます。
われわれは二つの選択の前に立たされております。一つ目は予防措置として地球の非核化を開始すること、二つ目は破局的な災害の発生により、一つ目の選択に追いやられることです」。
これらの主張は、二〇〇二年に著わした『原子力と日本病』(朝日新聞社)に詳述しております。
続いて、私が理事を務める地球システム・倫理学会は四月一一日、緊急アピールを発出し、国連倫理サミットの早期開催を呼びかけました(この緊急アピールは、村岡到編『脱原発の思想と活動』に資料として収録されています)。
倫理の本質は人に迷惑をかけないことです。原発は想像を絶する迷惑をかけるものであることを日本が立証しつつあります。
こんな素晴らしい人がいたなんて
嬉しい〜〜ヽ(^。^)ノ
詳細はここ↓
http://www3.ocn.ne.jp/~shinroin/kiji/murata/murata.html
葉月
2012/04/07 10:45:04
一条の光明が!
既得権益にしがみつく輩は日本が滅ぶまでパイを奪い合う気だと
ちょっと絶望的になっていました。
わういネコたん♂
2012/04/07 03:45:48
☆それに引き換え
「原子力安全委員会」というのは
何もしないクズ人間の集まりですね !!