8月1,2日に富士山に行ってきました。
うちはダンナが山登りとかのつらいことが大嫌いなので、私一人で中3から小3の3人を引率。
そんな旅の日記をやっと書き終えたので、順次アップしていきます。
長くてすみませんが。

今回は前日からトラブルあり。

朝起きた時から具合が悪かったが、頭痛と吐き気で立っていられずほぼ寝て過ごすはめになったのだ。

まるで高山病の前借状態である。

昼もレトルト粥を買ってきてもらい、子供らは弁当。

さすがに夕方何とか起きだして荷造りだけしたが、夕飯も手抜き。

そんな中、長男は６時から１０時まできちんと塾に行っている。

 

当日は、起床３時４０分。

もう少し寝ていられたのだが、次男がすっかり目を覚ましていたのであきらめて起き、どうせだからとおにぎりを握る。

時間に余裕があったはずなのに出たところでかばんを忘れていたのに気付き、一気に慌てることになる。

自転車を使って何とか始発電車に間に合わせた。

 

バスは6時10分横浜発。

40分揺られて新宿に着くとそこで改めてバスを待つ。

バスは82号、紫色だからそれなりにわかりやすい。

ガイドさんは若い女性だった。

話によると普段は舞台女優をしていて、夏場だけこのバイトをしているらしい。

もう3年目だという彼女も、シーズンの最初3度目くらいまでは高山病になるとのこと。

我々が高山病になるのも当たり前なのかもしれない。

 

バウチャーを確かめると、山小屋は富士山ホテルだった。

富士山ホテルといえば本8合目じゃないのか？　と思うのだが、8合目だという人もいる。

どう考えても8合目と本8合目の間の急坂を登った先にあるのだが。

 

7時半出発、寝ている間に8時半談合坂ＰＡ。

ここで昼食用のパンを買い、ゴミを捨てるのだ。

ここから先は、もう捨てられないしトイレも有料。

 

10時、５合目に着く。

さっそく小御岳神社にお参りし、少々土産屋を覗き、早目だけれど昼食にする。

何しろ、ここには1時間以上いて高度順応をしなければならない。

深呼吸してゆっくりしろと言ってもすぐに戦いごっこみたいなことばかりしてふざけるんだから困ったものだ。

なだめたりすかしたりしながら何とか1時間過ごし、11時発。

ツアーのお姉さんが「私たちももうすぐ出発です」と声をかけてくれた。

子供連れだからか、よく目にかけてくれる。

 

最初は長い砂利道を上ったり下りたり。

それから岩の道、砂利道、岩の道と続き、12時10分、6合目。

去年100円だったトイレが200円になっているのが嫌な感じ。

みんなが「もう疲れた」と言うのもいやーな感じ。

 

霧が出てきた。

中に入ると涼やかな風に包まれる。

天然ミストだ。

砂利の道は私にはつらい。

三男に付き合うふりして、本当は私が一番ゆっくりしか歩けない。

「深呼吸して。息を長く吐いて」

と言いながら、本当は私がそうしないと歩いていられない。

だからふーっと音をさせて吐きながら、ゆっくり歩く。

歩き続ける。

7合目の最初の山小屋である花小屋に１時40分着。

前回とほぼ同じペースだ。

長男が杖に焼き印を押している。

1回200円。

小遣いから出すので、全部は押さないらしい。

きっといい記念になるだろう。