lily

フランスおじいちゃんとの再会♡後篇

レジャー/旅行

食事の用意が出来たよと、おじいちゃんにテーブルに着くように言われました。
レオンに、ひょっとして、パパが作ったの?と訊かれ、おじいちゃんは、勿論と得意顔w 
「まさか!僕は父が料理している姿を見たことがないんだよ」と首を振りますw
「じゃあ私達は、お父様の料理を食べる最初のお客ね?」と訊くと、
「うん。でも、最初は少しずつお皿に取る方がいいよ。まずいといけないからw」
娘もその言葉に大笑い。出て来た大皿には、ご飯にドライフルーツやナッツを混ぜた
サラダが載っていました。そこにオリーブオイルと、酢と、刻んだバジルのドレッシングをかけます。
お米はそのままで食べる私達には、ドライフルーツとの相性は想像もつきませんでしたが
ナッツのこりこり感が、フルーツの少しの甘味と、爽やかなドレッシングに調和して、
とても美味しいものでした。フランスパンとライスサラダを頂くと、次はオムレツを
焼いてくれました。レオンは、フランス人の昼食は、普通1皿だけなんだと
私達にウィンクしてから、おじいちゃんに、本当にオムレツ焼けるの?と茶化します。
おじいちゃんは「私の腕前はその辺のコックより確かだよ」と笑ってキッチンに消えました
「大丈夫かな?まぁ、卵とミルクがあれば出来る料理だけれど、味が問題だよね」と
レオンは楽しそうにドアの向こうを見やります。タイミング良く、良い香りがしてきました。
フライパンを持ったおじいちゃんが、まず私の皿にこのくらい?と訊き取り分け、次に娘、
そしてレオンに、このくらいか?もっとか?とレオンがもういいと言ってもよそうので
私達は大笑いw 大人しいアリエルにも沢山食べなさいと取り分け、
早速みんなで頂きました
玉ねぎやマッシュルームの入ったふわふわのオムレツは、とても美味しくて
「う~ん。美味しい」と日本語で歓声を上げると、すかさずレオンが
「おいしい?」と意味を訊いてきました。
次は、やぎと牛のチーズ。少し癖のあるやぎのチーズはシャンパンとの相性はバッチリで
こんなに美味しくチーズを食べたことがないと、驚くほどでした。
かなりお腹が一杯になったところで、おじいちゃんは、ケーキもあるよと
大きな大きなチョコレートケーキを持ってきました。そして私にその半分を切り分けようと
するので、うわぁ冗談やめて~と私はその手を押さえ、その1/3くらいの大きさを指しました。
チョコレートケーキも、濃厚で美味しかったのですが、これは買ってきたというので
ケーキも美味しいけれど、それ以上におじいちゃんのお料理は美味しかったと言うと
またまた~という様に目をぐるりと回し、少し斜め見をして唇を片方上げたおじいちゃんは
茶目っ気たっぷりで、かわいいなぁ~と思いました。

食事が終わって、レオンの描いた絵ハガキをもらい、旅をした各国の話をお互いにして、
そして、レオンの作品のアルバムを見せてもらいました。
それは、絵だけでなく、彫刻や、雑誌などの写真に渡り、幅広い分野での活動を
撮った写真でした。画家は得意分野があるはずだけれど、彼の絵は
風景も静物も、人もそれぞれ素晴らしく、見ていて感動しました。
もう、とにかく、ここに書ききれない程の、濃厚な時間を過ごし、心から彼らに感謝しました。

最後にみんなで写真を撮り、私達は名残惜しみながら、家をあとにしたのでした。

長い文章を読んで下さって有難うございました。
今日は、主人が休みなので、家でゆっくり寛いでいます。
みなさまも、良い週末をお過ごしくださいね。




  • ❀Lily❀

    ❀Lily❀

    2013/08/18 22:19:01

    ☀サファイア☀さん

    この家族が日本に来てくれたらな~と思わずにはいられません。
    でもね、おじいちゃんは、相当なお年だし、無理かな~。
    レオンは、日本に行きたいけれど、地震が怖いと言っていましたw
    東北大震災の時、大丈夫だった?と聞かれ、私が機上にいて、こちらに向かっていたと言うと
    さては、危険を察知して、逃げたな~。と冗談を言っていました。

    ひょっとして、帰国するまでに、レオンのアトリエに行けるかもしれませんが、
    日本からのお土産はもう、あっちこっちに渡してしまたので、
    100均で買った、切り絵と折り紙しか持っていないんですよねw
    中に作る物にぴったりの切り取って使う千代紙があり、切り方、おり方が英語で
    説明してあるのですが、おじいちゃんにあげた切り紙の冊子を見て、
    これは素敵なお土産だと、レオンは言っていたので
    こんなのでも、2冊残しておいて良かったと思いました。会えるといいな~~~~っ(●^o^●)




  • ❀Lily❀

    ❀Lily❀

    2013/08/18 22:11:25

    macaronさん

    実は、レオンさんが自分のアトリエにも遊びに来てと
    言って下さり、アドレスを書いてくれたのですが、
    メールが戻ってきてしまい、妹さんの方に伝言を頼みました。
    ウィーン旅行の間に伝えたことと、私は20日は参加できないと返事が来ていました。
    でも旅行から戻ったばかりの私は、後片付けやら、買い出しに追われ
    まだレオンさんに電話をしていません。20日に予定をあけてくれているのかしら?と
    思いながら、主人がいない明日wに電話しようと思います。
    だって、主人が横にいると面白がって茶々を入れてくるんですもんww

    人を思いやれる優しいmacaronさんが、この場にいたら、
    もっともっと豊かな会話が出来たかもしれませんね。
    言葉が通じにくければ、余計に心と心での触れ合いが大切になりますものね(^_-)-☆



  • ☀サファイア☀

    ☀サファイア☀

    2013/08/15 14:36:20

    とっても楽しい時間をすごせたんですね!
    まるで昔からの家族ぐるみのお付き合いみたいですね~!!
    外国で知り合った方とこんなふうに過ごせるなんて、Lilyさんの人徳はすごいです∑(*゚ェ゚*)
    日本でだって、なかなか警戒して自宅まで招くなんてないですもん。

    おじいちゃんの家族もとっても素敵な人たちばかりで、なんだか映画のワンシーンみたいでしたw
    これからも素敵な交流が続くといいですね(^^)

  • macaron

    macaron

    2013/08/12 16:17:27

    Lilyさん、こんにちは!

    フランスおじいちゃんとの再会、前編、中編、後編読ませてもらいました!
    読んでいるだけでみんなの笑顔が浮かんでくるようで
    私まですごく楽しい気分になりました^^
    おじいちゃんもご家族も素敵な方ばかりで、
    Lilyさんが素敵な方だから周りにも素敵な方が集まってくるんだなあと思いました。
    私もいつか外国でこんな素敵な体験してみたいです^^

  • ❀Lily❀

    ❀Lily❀

    2013/08/11 16:07:56

    四季さん

    フランス人は、人をよくお家に招くとか・・・。
    でも、私は初めてお家に招かれたのと、言うとウソでしょ?と
    言われました。 それで、私達がフランスに滞在する夏に
    私のマンションのオーナー達が、旅行者(イギリス人)にお部屋を貸して、
    自分たちは、他のところにバカンスに行くか、もっと山の方のお部屋を借りるんだと話すと、
    ああ、それで、フランス人との交流がなかったんだと納得していました。

    でも、この夏は、管理人さんや、ここに残っている数少ない住人のご夫婦が、
    声をかけてくれました。もうフランス語喋れるようになったかい?ってww
    今度くるまでに、一生懸命練習して、今度はフランス語で話すわというと
    よ~し、約束だと笑っていましたが、えらい約束をしてしまったと主人と娘に話すと
    二人とも何年同じこと言ってるんだと、大笑いしていましたww

  • ❀Lily❀

    ❀Lily❀

    2013/08/11 15:58:42

    スリパさん

    お米は日本のように、べたっと炊いたものではなく
    からっとしている感じでした。
    味は違いますが、パエリアのご飯のような感じで
    作ったのかしら・・・・・・

    イギリスでは、お米をデザートに使ったライスプディングなるものがありますが
    あれは、まずくて私は食べられません。今は変わってきたと聞きますが、
    あれを食べると、イギリス人が食べ物の味に無頓着と言われるのが
    分る気がします。

    3部読んで頂きありがとうございました。
    心のこもったおもてなしを受けると、本当にうれしいです。
    また、レオンさん達とも、交流を深められたらいいなと思います。

  • 四季

    四季

    2013/08/10 23:04:20

    お食事は、楽しい会話とともに食べるのが一番美味しいんですよね^^

    おじいちゃん、いろいろ腕をふるってくれたんですね
    ご家族のみなさまとともに、優しい人柄がよく出ていますね^^

  • スリパさん

    スリパさん

    2013/08/10 23:00:30

    三部作、すべて読ませていただきましたw

    本当に素敵なひと時を過ごされたようでいい出会いでしたね♪
    ライスサラダはどんな味なんだろうと想像できませんが、
    おじいさんの腕によりを振るった料理と楽しい会話で
    お腹も心も満腹になったのかなと思いました。