安寿の仮初めブログ

安寿

これは、ニコットタウンに現れた安寿の仮想ブログです。

映画「To the Wonder」を見てきました

映画

テレンス・マリックは、
モチーフを心の流れとして描こうとする作家です。

  To the wonder

テレンス・マリック監督の最新作を見てきました。

このような映像詩を描く作家は、
希有な存在になってしまいました。

今回のモチーフは、愛。

舞台は、フランスのモン・サン・ミシェルから始まり、
アメリカのオクラホマへ。

モン・サン・ミシェルの遠浅の浜辺に潮が満ちていく。
その浜辺を二人の男女が歩きながら、
自分たちの愛もまた満ちていくのを知る。

美しい音楽
美しい映像

説明を必要とするストーリーは一切なく、
ただ心の揺らぎを、
映像と音楽で描いていく。


私は常々、こういう仕事をしたいと思っています。

  • 安寿

    安寿

    2013/09/10 20:25:49

    >ぱふぱふさん

    はい、とても美しい映画です。
    この美しく、揺らぎ、細かいカットをつなぎ合わせていく映像と
    その背後に流れる音楽。

    そのような流れの中で、
    愛の揺れるような軌跡が描かれていく。

    ですから、この映画でストーリーは大きな意味を持ちません。

    映像と音楽によって描かれる愛の機微に、
    そのまま自分も身を委ねればいいのです。

  • ぱふぱふ

    ぱふぱふ

    2013/09/10 00:27:18

    なんだかとっても美しい印象を
    思い描きました
    久しぶりに映画館に
    観に行ってみたいです^^