まるでテリー・ギリアム監督の映画のような中央広場のセット。
安寿はとてもお気に入りです。

そして、これはまた、
ミヒャエル・エンデの『モモ』のようなイベントなのでした。

私としては、
灰色の男たちから
モモを助ける亀のカシオペイアよりも、
大時計の前に立ちはだかり、
人間たちの時間をおしなべて支配してしまう
機械仕掛けのアンドロイドになりたいと思うのです。

　　ほれほれ、
　　自由になりたかったら、
　　お前の魂をこちらにお寄こし。
　　その代わり、お金をたんとあげよう。

　　お前たちの欲しがる自由など、
　　お金でいくらでも手に入るだろう。

　　私の自由は、
　　お前たちの魂がないと
　　手に入らなんだよ。

　　魂なんて
　　お前には邪魔なだけだろう。
　　捨てちまいなよ、そんなもの。

　　悪い取引ではないと思うけど…