河瀬直美監督『光』
先々週に見た
河瀬直美監督の新作『光』について、
覚書を書いておこうと思います。
この映画は、
複雑な構成を持っていて、
視覚障害者のために、
映画のナレーションの仕事をしている女性を
中心にして話が進んでいきます。
この仕事が興味深いというか、
かなりの熟練を必要とする仕事です。
視覚障害者は、
映画の中で起きていることが見えませんから、
今、画面の中で何が起きているかを、
ナレーションしていかなければなりません。
しかし、画面に映っている出来事だけでなく、
登場人物の心情や、
映画全体の中で、この場面が持っている意味みたいなものが
伝わらなければ、
その作品を伝えたことにはなりません。
ですが、それを伝えようとすると、
そこには、伝えようとするナレーターの、
登場人物の心情に関する解釈や作品全体に対する解釈が入ってきてしまいます。
…書きかけ中…
かなり書き上げたのに、途中でブラウザが一度ダウンして、
画面が復活したら、保存をかけていたここまでしか残っていなかった…
徒労感…
結構、良い内容のことが書けていたような気がするので、
その喪失感は、はかりしれない…