『アナと雪の女王2』を見てきました。
仕事が一段落ついたので、
夜更かし、二度寝と、
堕落した日々を過ごしつつある安寿です。 ☆\(ーー;
そんな毎日を過ごす中、
今日は『アナと雪の女王2』を見てきました。
画像の美しさ、
キャラクターの造形や、
その動きのなめらかさ、発想の自由さは、
前作以上だったような気がします。
ですが、作品としては、前作に及ばない。
前作がヒットした要因は、やはり、
レリゴー! Let it go~♪
みんなの期待を裏切らないように、
そして他人を傷つけないように、
ひたすら周囲を気遣って生きてきた女性が、
なにもかも行き詰まってしまって、
もう、いい!
もう、どうなっても構わない!
知ったこっちゃないわ!
私の好きなようにする!
関係ないわよ、
ひとりぼっちでも、さみしくなんかないわ
と、切れてしまい、
世間を突き抜けてしまい、
水商売のお姉さんのような、ケバい女性へと変身して、 ☆\(ーー;
自分だけの世界に一人引き籠もってしまうところ。
決して褒められた人生選択とは言えないのだけど、
あああ~、うっとうしい!
もう、どうでもいいじゃない!
この怒りにも似た心情、
世間を見捨ててしまう気っ風のよさが、
面倒くさいものに縛られながら生きている私たちにとって、
心地よかったというか、
共感を呼んだのだと思います。
その点から言えば、
『アナと雪の女王2』は、
現代を生きる私たち、
特に女性が共感しうるシチュエーションというか、
モチーフがありません。
前作と比べると、
『アナと雪の女王2』は、
ミュージカル・アニメとして仕上がっていて、
曲数も増えているし、
登場人物も、それぞれがそれぞれの思いを歌い上げる場面が多いのだけど、
レリゴ~♫ レリゴ~~♬
と、思わず口ずさみたくなるような、
そして、思わず登場人物に心情移入したくなるような、
シチュエーションとテーマ曲がない。
そこが残念でした。