これは組織の問題でしょう
コロナウィルスでも、感染拡大を抑制できない日本政府でもなく、
オリンピック・パラリンピック組織委員会会長その人だったとは。
最後の決め手は、この人だったよね。
この人が関係者の努力を何もかもぶっ潰したよね。
そんな人がなぜ組織委員会の会長であったのだろう。
「実力者」とは言っても、
見識や人徳において優れているがゆえの実力者ではなく、
見識も人徳においても多々問題があるけれど、
偉そうにして親分風吹かせて、各方面に顔を利かせていく。
そういうタイプの実力者。
そんな実力者によって便宜を図ってもらう、利益を守ってもらう。
だから、人間としては多々問題があっても、皆で担ぎ上げていく。
今回の不祥事は、
会長本人の資質の問題というよりも、
そんな不適切な人間を会長として担ぎ上げてきた
組織の問題でもあるはず。
不適切な人材であっても、
「影の実力者」とか「勝ち馬」であれば、皆で担ぐ。
皆で担いで、その影響力のおこぼれに預かろうとする。
でも、失点続きで悪評が立ち、その影響力に綻びが見えると、
担いでいた神輿をさっさと見限って、高みの見物を決め込む。
そして、次に担ぐべき神輿を物色する。
ある意味これが、
自民党という組織なのだと思うし、
日本のスポーツ界なのだと思うし、
日本の至る所に見られる組織のあり方なのだろう。
同じようにして担ぎ上げられたのが、管首相。
次は、君だよ。