夏競馬が終わって今週末からは秋競馬。開催も中京と中山に移るということでまずは馬場をしっかり見極めたい。特に中山は去年は時計のかかる馬場、一昨年は超のつく高速馬場と全く違う傾向やったからね。重賞は京成杯AH、セントウルS、紫苑Sの３つ。

【京成杯AH】中山１６００は最後の急坂まで下りと平坦で構成されることや外回りでコーナー径が大きめなことで前半からしっかり流れて中盤も緩むところがない持続力コース。速い流れ・締まった流れへの裏付けは必須。もう１つのポイントは前述したように馬場。去年、一昨年とトロワゼトワルが連覇したけど去年は時計がかかって末脚の活かしにくい馬場で１分３３秒９、一昨年は馬場が速すぎて前が止まらん馬場で１分３０秒３の日本レコードと全く別のレース。その前の数年はエアレーション馬場らしく開幕週やけど差し決着。ここ数年コロコロ傾向が変わるからまずはそこをしっかり見極めてから予想したい。血統的には大枠になるけどノーザンダンサーの血がかなり目立つ。あとはロベルトやナスルーラもまずまず。

グレナディアガーズは高速馬場＋締まった馬場が得意でベストは千四かなというタイプ。ペースが上がりやすいのは良いけどパワーが要る中山よりは東京の方が合いそう。カラテは斬れるタイプではないけどパワーや機動力のある馬で中山替わりはプラス。ただ時計勝負に強いわけやないから一昨年みたいな高速決着になるとちょっと苦しいか。バスラットレオンも末脚の斬れる馬ではないから上がりのかかりやすい中山コースは合う。ハイペースになった朝日杯でも好走出来てるし面白いと思う。ただこれも時計は少しかかるくらいの方が良いかな。カテドラルは前傾ラップで周りがバテる中で末脚を伸ばすのが好走パターン。機動力のある方ではないから直線は長い方が良いけど外回りの中山なら何とかこなすかなというイメージ。末脚を活かしやすい馬場＋ハイペースなら。穴ってほどやないけど挙げるならまずはスマイルカナ。言わずと知れたコース巧者。少し時計のかかる末脚の活かしにくい馬場なら。最後にグランデマーレ。前走は外有利な中で最内枠ながら健闘。時計の裏付けや本格的なハイペースの経験もないけどロードカナロア産駒で母系にクロフネが入る血統から対応する可能性はある。