れん

緑の鼻

日記

白い不織布を外して鏡の自分と目配せをした。信じられないほど緑だった。
「色盲になった。」
その刹那、色盲であることを拒絶するように緑のマーカーのキャップを鼻で閉じてたのが脳裏に過ぎる。
死ぬほど鼻を擦り僕は走った。