最強のマイルス・デイビス
マイルスのジャズが好きだ。
チャーリー・パーカーとの演奏では、ガレスピーに比べるとどこか頼りないけど、音の跳躍も音量もぼそぼそと、ちょっと不安。同時期のファッ・ナバロには比べようもないけど。
最初の名盤は、「ウェーキン」だね。マイルスのアレンジも素晴らしいけど、力強いソロには明らかな個性に満ちています。ここから、あの名演奏「ランドミッドナイト」に発展していきますね。それから、コルトレーンやチェンパースをいれた最初のマイルスバンド。ここでは、コルトレーンがかなり不安定で、まだまだ自分のスタイルが確立していないですね。
ぼく的にはやはり、次のコンボ、ハーピー・ハンコックをピアノに迎え、サックスにショーターが入ったバンドの演奏が最強ですね。マイルスのソロもかなりヤバイです。トニーのドラムもむっちゃくちゃ素晴らしい。ここから、いわゆるジャズのスタイルからエレクトリック、8ビートに突入ですね。特に「ビッチェスブリュー」はジャズのカテゴリーからかなりはみ出していますよね。今聞いても新鮮ですね。
ここから、ウェインショーターやハービーが独立してそれぞれのバンドでヒット作を生み出しますが、まあ、取っつきはいいですがあまり何度も聞く気がしませんね。
何度聞いても飽きが来ないって、ベートーヴェンのシンフォニーやピアノソナタ、弦楽四重奏にもいえるかもしれませんね。
rihito
2022/09/29 19:53:02
takeruさん、コメントありがとう。1975年に一時活動停止する前は、レコードがあまり売れなかったみたいですね。なにしろ、2枚組でやたらと演奏時間が長かったし、とてもなじみやすいものではなかったせいもあるみたいです。カムバック後は親しみやすい演奏になりましたね。
takeru
2022/09/29 06:10:29
マイルス・ディビスは、最高のトランぺッターだね。もう少し長生きしてほしかったですね。