湯治宿で一人合宿中
4年ぶりに湯治宿に来ています。
今や伝説となりつつある、
雪見風呂に入ろうとして雪に滑り、
しかも、屋根からの落雪直撃まで経験した、
あの湯治宿です。
今、その時の日記を探してみたら、
2017年3月のことでした。
(2017年3月の日記をご参照ください)
もう6年も前のことだったんですね。(しみじみ)
宿は、ハッキリ言ってボロいです。
昭和の頃は繁盛したのでしょうが、
その頃の設備のままなので、
此処彼処が壊れかけていて、
安寿のような酔狂な人でない限り、
お勧めできるような宿ではないのです。
ですが、ここはお湯が良い。
異なる泉質の源泉を4つも持っていて、
しかも、そのすべてが掛け流し。
とはいえ、コロナ禍による営業自粛、
その後の観光客の減少によって、
この宿も苦境に立たされているだろうなあ、
ひょっとしたら閉業してしまったかな~と思っていたら、
なんとしっかり営業しているではないですか。
(お値段は少々高くなりましたが)
なので、仕事道具を持って、
5泊の予定で一人合宿。
朝、起きたい時間に起きて、まずは温泉。
その後、御飯にみそ汁、納豆と卵、お新香のシンプルな朝食。
そして、4月からの仕事に関連する本をひたすら読み、
考えたことをメモにとる。
お昼近くになったら、
夕飯の買い出しに出て、ついでに外湯に浸かりに行く。
温泉街には、小さなスーパーや総菜屋さんがあり、
少し離れたところにはコンビニもあるので、
食材の調達には困りません。
帰ってきて、お茶を入れ、お茶菓子を食べ、
またもや読書。
夕方に宿のお風呂に入り、
それから夕食の準備。
大抵、鍋にしています。
そして、また読書。
寝る前に、もう一度お風呂に入って、
温まった身体になったところでおやすみなさい。
こういう質素でシンプルな生活をすることが、
安寿にとって最高のゼータクなのです。
さて、それでは、またお風呂に行ってきますか…。