コーヘイ

重賞展望

日記


今週末からは函館開催も始まって早くも夏競馬の気配。重賞はエプソムCと函館スプリントSの2つ。

【エプソムC】梅雨時やからか過去5年中4年で道悪と傾向を読み解くのはちょっと難しい。ただ19年はドスローから3Fだけのレース、20年はハイペースとイレギュラーはあるものの、それ以外の3年は前後半差約1秒以内のミドルペースで極端に中盤緩まずラスト1Fは12秒台まで落とす持続力ラップ。この条件にしてはヌレイエフ≒サドラーズウェルズの血が目立つのもタフなレースになりやすいからかな。

ジャスティンカフェはGⅠ級の馬たちとも互角に走れてるようにここでは能力最上位。ただどうしても位置を取れへんのと追い出してからの反応は早いけどそこまでトップスピードの持続力がないから格下相手でも取りこぼすんよね。好位のインでギリギリまで追い出しを我慢するようなレースが出来れば良いんやろうけど。条件的にはコーナーで加速するタイプやないから大箱コースは良いし距離も問題ない。毎日王冠と同じだけ走れば勝つやろうけども。道悪は血統からは問題なさそうやけどキレを削がれるからプラスではないんかもしれんね。レインフロムヘヴンは前走府中Sの後半5F57.0を中団から差し切った内容は優秀。ただこれまで2000m以上で中団からのレースをしてるだけに1800mで追走力の面で未知な部分はある。末脚を削がれへんかどうか。インダストリアは血統や戦績通り中山巧者で、だからこそ前走は本命に出来たけど府中でジャスティンカフェより1キロ背負わされるならどうしてもジャスティン重用にはなる。マテンロウスカイはここ2走は時計的にはまずまずやしペースに恵まれたとまでは言わんけど、単騎で気分良く逃げられたのは大きいはず。多頭数の重賞で楽逃げが出来るかは微妙。エアロロノアは最近ずっとマイルしか走ってへんけど母系は中距離血統やし速い流れのマイル戦では末脚が削がれる感じはあるから距離はこなせそう。ただパワーを活かせる阪神の方がベターな感はあるかな。エアファンディタは末脚の破壊力はこのメンバーでも遜色ないけど母父エンパイアメーカーで多頭数で揉まれる形は良くなさそう。穴っぽいのはヤマニンサルバム。前走は流石に馬場が特殊すぎたし2走前は苦手な瞬発力戦。これまでスローのレースが多いけど斬れる脚はないから持続力が強く問われる方が良さが出そうな感はある。