コーヘイ

重賞展望

日記


【共同通信杯】過去5年のラップを前半、中盤、後半の3Fずつに分割すると前半と中盤の3Fは殆どが36~7秒台で後半3Fは全ての年で33~4秒台で遅くとも34秒台前半と完全に道中スローからの3F特化になる傾向。差し馬の好走もあるにはあるけどこれだけの高速上がりのレースを後方から差すとなると相当な瞬発力が必要なわけやから基本は好位から速い上がりを使える馬が優勢。血統ではサドラーやトニービンといった欧州的なスタミナの血が目立つ。この辺りは同じく後半要素が問われるダービーと比べるとちょっと違う感じやね。

ジャンタルマンタルは3戦負けなしで多少行きたがる面はあるものの上手に立ち回れる若駒離れしたセンスが光る馬。距離自体は新馬戦でこなしてるから大きな問題にはならんと思うけどこれまでの3戦はどれも少なからず雨の影響を受ける馬場やったし、レースの上がりは35秒前後で自身の上がりは34秒台後半と高速馬場、特に速い上がりへの対応力は血統的にも不安はある。エコロヴァルツは朝日杯ではジャンタルマンタルと0秒1差の2着。スタート自体は悪くなかったけどすぐに最後方近くまで下げて差すというこれまでとは違う競馬が出来たように操縦性の高さは評価したい。ただ急⇒緩⇒急の流れが向いた面はありそうやしレースレベル自体はそこまで高くなさそう。ミスタージーティーは前走のホープフルSは大外枠から直線内を突いて前が壁になって殆ど追えず5着と不完全燃焼。まともならもっとやれてたとは思うけど3着のサンライズジパングも直線不利はあったしどこまで着順が上がったかはなかなか判断が難しいところやね。新馬戦なんかもエンジンのかかりが遅かったように直線の長いコースに替わること自体はプラスやと思う。半姉タッチングスピーチを見ても極限の上がり勝負でどうかってのはあるからある程度位置を取ってほしいかな。ジャスティンミラノはこれも年始のダービー予想で▲を打った馬で期待は大きい。新馬戦はドスローの3F戦を2番手から抜け出した競馬でこれ自体はそこまで評価してへんけど33秒4の上がりを使いながら余力を感じさせる勝ちっぷりや500キロの馬体は大物感充分。この時下した2,4着馬が勝ち上がりとメンバーレベルも低くなかった。スタートセンスも悪くなさそうで今回も好位につけられるなら通用しても。ショーマンフリートやベラジオオペラはある程度人気するやろうし不良馬場にでもならん限り魅力的な穴馬は見当たらんかな。