神輿補足
みこしを担いで驚いたのは、あの独特な足さばき。
場所によって足さばきはいろいろあるようだが、掛け声に合わせて同じ足で進む。
なぜかというと、みこしを担ぐときは前後が密着するから、足を揃えないとぶつかってしまうのだ。
つまり、ムカデ競争をしているようなもの。
正直、私なんて非力だから、ほとんど担ぐのに参加などできない。
力持ちが棒から出ると、急に肩が重くなって、膝をかがめるようにして何とか歩くことになる。
そこに一人力自慢が加わっただけでみこしが急に持ち上がるのがすごい。
私なぞ、ただのにぎやかしにしかなっていないのだと実感する。
行程の半分を越したところあたりから、棒が汗でぬるぬる滑るようになる。
疲れた人が離脱すると、その分前に詰めていくのだが、漆を塗られた黒い棒は水をかぶったようになっている。
先頭の真ん中にある2本の棒を花棒と言って、みんなが一番担いでみたい場所なのだそうだ。
私たち新参も、少しの間ずつ組み入れてもらえることになった。
世話役のおじさん(と言ってももしかしたら私より若い)が「スマホで撮ってあげますよ」と手を挙げてくださったのでありがたくスマホを渡し、少しの間先頭を担がせてもらった。
4枚ほど、ものすごいブレブレの写真が撮られていた。
だけど臨場感があって、これはこれでいい!
本当は前日みこしを組み立てるところから始まって、最後にみこしを分解するまでが「みこしを担ぐ」ということなんだろう。
そういう雑事を全くせずに担がせてもらうだけというのは、本当にお客さんでしかなかったなと思う。
もしまた参加できることがあったら、最後の分解までちゃんと手伝いたい。
glycogen
2024/07/30 21:37:32
秋コアラさん
確かにそうですね。
子供神輿の手伝いしかしたことがなかったので、あの肩にごつごつ当たる感じが知れたのは思い切って受付に話しかけた収穫でした。
これからも機会があれば当たっていこうと思います。
近所の店のチラシ、ふと手に取ってよかったな^^
秋コアラ
2024/07/29 02:15:31
深夜に失礼します^^。
例え「お客さん」であったとしても、実際にお神輿に体当たり(?)されたからこそ、お神輿担ぎはヒトデ競争+重量挙げ+耐汗訓練という複合競技であることを知ることができたのですよね^^。
そして、少子高齢化や南蛮渡来モノ崇拝(?)等で百足が五十肩じゃなくて足になっていく昨今、グリコさんのような貴重な足じゃなくて人材を見事獲得した運営(?)の足じゃなくて手腕も讃えたいです^^!
担ぐ阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら担がにゃ損々( ^_^)/□☆□\(^_^ )^^!!