炭酸風呂と岩盤浴が売りのところだ。

サウナにバズーガロウリュウというのがあり、これは30分に1度あるオートロウリュウ（熱気をかき回すやつ）が、結構すごいらしい。

風呂場に入ってふと時計を見ると、ちょうど始まる時間だったので、サウナに急ぐ。

日曜日だけど、まだ昼だとこんなにすいているんだろうか。

かなり広いサウナ室には5人くらいしかいない。

その中に2台あるサウナマシーンの片方にスポットライトが当たったかと思うと、医師に向かって水が流れ、それに伴い上の大きな4つの排気口から熱風が吹き荒れてくるという演出。

これがかなりの熱さである。

3，4分しか機械は動いていないのに、体中汗でぬるぬるしてくる。

普段、水風呂は好きでも、その前の掛水は冷たくて大嫌いなのだが、今回は掛水なんて水遊びみたいなものだ。

しかも水風呂、2つもあって、片方はスタンダードな16度だが、もう片方は8度。

冷え冷えである。

入ると足先の感覚がなくなってしびれてくる。

なのになぜ私は入っているのだ。

3度ほど入るうちに、足がまだらに赤くなってきた。

これはいけない。

もう片方の塩サウナに入ろうか。

塩サウナには、細かいやり方が書いてあった。

これは塩をこすりつけてごしごしやるもんじゃない。

最初は頭から肛門、足先まで塩をそっと置いておき、それが溶け出してきたら優しくマッサージをすると毛根の油なども抜け出ていくらしい。

正直、頭皮まで塩でマッサージするとは知らなかった。

なんとなく、髪がきしきしになりそうな気がしていたな。

風呂の後岩盤浴に行ったら、頭皮からこれでもかと汗がしたたり落ちてきて驚いた。

子供のころ、枕がぐっしょり濡れるほど汗をかいて寝ていたが、まさにそんな感じだった。

もしかして、そんなに毛穴がふさがっていた…？