あさこ

秋野不矩美術館

レジャー/旅行

秋野不矩美術館に行ってきました。


浜松から遠州鉄道に乗り換えて終点西鹿島まで
そこからバスです。

私は京都でも郊外の方に住んでいるので
遠州鉄道沿線の町並みを見ていても
「あれ?家の近くかな?」と思うくらいそっくりな町並みで
親近感がありました…というか、
日本中同じような町並みが広がっているのかもしれません。

鉄道やバスがICカードが使えなかったり
食事するところがなかったり…いろいろありましたが
地元の方たちが親切でなんとかなり
無事美術館にたどり着きました。

秋野不矩さんはご存命中から
新聞記事や展覧会の作品などを拝見しており
ロートレックとともに一番好きな作家さんなのですが
美術館は初めて訪れました。

天竜二俣という土地にも興味を持っており
ずっと行きたいと思っていた場所でした。

美術館では、関西の巡回展では見たことのない素描が展示されており
作品づくりの過程を垣間見られたようで良かったです。

また、秋野不矩さんといえばインドなどの絵画が有名で
黄色い土の色がイメージとして真っ先に上がるのですが

今回の展示ではマゼンタのような鮮やかな色が印象に残り
また新たな秋野不矩さんの表現を見せていただいてとても嬉しかったです。



美術館では、どこに秋野不矩さんの慈愛の印象を感じるのか考えてみようというような提示があり、私も考えながら作品を鑑賞しました。

私は私なりに理解したところもありますが詳細は控えます。

それとともに、私も一応店舗の掲示物という
一種の作品を作る者であり
その立場から、秋野不矩さんの表現に届くためには何が足りないのか?
など、考えながら周っていました。

受付で「京都から来てご存命中から好きで…」とお話すると
喜んでいただけたようで嬉しかったです。


後、2階で地元の曳馬小学校の5年生の絵の展示もあり
拝見させていただいたのですが
これもまたすばらしくびっくりしました!

こちらの受付の方ともお話させていただいたのですが…
私の小5の頃とは違い
非常に個性に富んだエネルギッシュで芯のある作品ばかりで

今、いろいろ社会の変化があり
悲観的な意見が多いじゃないですか
でも私は、私の世代よりもこの小学生の作品群に非常に豊かで温かい未来を見て
この先少なくとも日本は良くなると安心しました。

本当に数々の素晴らしい作品を拝見させていただき
心豊かになって帰ってこれました。また行きたいです!