重賞展望
【ターコイズS】過去5年の前後半3Fを比較すると22,23年はミドル~ややスローやけどそれ以前の3年はこのコースらしく1~2秒のハイペース。どういうペースになるかは年によって違うけど基本的には前半~中盤ゆっくり流れての3F瞬発力戦になるようなコースではないし、ハイペース耐性は重視したいところ。差し馬も好走出来るけど後方から外ブン回しというよりはコーナーでのロスを抑えて内から差して来ることが多い印象。血統はロベルト、キングマンボ、ノーザンテースト辺りが目立つ。
ミアネーロは血統やレースぶりからは二千はギリギリといった感じで距離短縮自体はプラスやと思う。ただここまで中距離路線を中心に走ってきたから速い流れのマイル戦は未経験。適性があったとしても現実問題としてペースに戸惑ったり追走に苦労して後方からになる可能性はあるからね。1番人気想定でそのリスクを背負っても本命にしたいかとなると。ドゥアイズは阪神牝馬Sなんか見てもスローの上がり勝負やとキレ不足やし、かといって速い流れのマイル戦で追走面を武器に出来るほどのスピードがあるわけでもない。個人的にはもう少し長めの距離でまた見てみたいんやけどね。印は打つけど積極的にここで推したいって感じもないかなと。アルジーヌはこれまで着外になった2戦は自身上がり33秒台を末脚を使いながらキレ負け。逆に直線の短い小回りコースや前傾ラップの上がりの掛かるレースで高いパフォーマンスを出してることを見ても条件的には悪くなさそう。叔母のレディアルバローザやエンジェルフェイスは中山重賞勝ち馬で母キャトルフィーユも中山牝馬S2着馬。外回りと内回りの違うあるにせよ中山適性が高い血統なのは間違いない。アドマイヤベルはフローラSはレベル的には低調な部類でオークス・秋華賞はシンプルに力負け。今回初のマイル戦になるけどこれまで速い流れを追走した経験もないし、そういう競馬が向きそうな感じもないかなと。イフェイオンは前走クイーンSは出遅れもあったことを考えれば0秒3差7着なら着順ほど悪くはない。このコースではフェアリーSも勝ってるし巻き返す可能性はあると思うけど古馬相手の重賞でやれるだけの力があるかは微妙な所。血統的にも悪くないし成長してればって感じかな。あとは人気次第で。穴っぽいところではまずはフィールシンパシー。去年の2着馬やし速い上がりを求められる府中よりは中山の方がベター。あとはシングザットソング。前走は速い流れを先行したことを考えれば内容のある競馬。正直京都千四がベストな感はあるけど速い流れに慣れてるのは大きいしドゥアイズとは2回走って1勝1敗。どっちもそこまでの差はなかった。最後にワイドラトゥール。桜花賞はまずまずの内容やったし半兄ワイドファラオは同コースの重賞NZT勝ち馬。