ビバップ初期の曲はなぜ短いのか?
- 2009/04/02 13:09:08
投稿者:じゅんた
1950年以前はレコードはEPしかなかったので、およそ4分位しか録音できなかったのである。
ビバップの創世記バードとディズの演奏は、必然的に短くなってしまった。
もしあの頃にLPがあったら・・・どうなったんだろう。
50年以降はLPというフォーマットで片面20分強の長さになって、ジャズのアイディアは大幅に発展することができたのである。
60年代のコルトレーンはスタジオ録音のとき演奏時間を20分になるように気を使ってやっている、「トランジション」の中のスーツって曲なんか時間が足りなくなって、とっても残念なのである。
ヴァンガードライブの「インプレッションズ」も20分超えているので一部切り取られているという話である。
この頃にCDのフォーマットがあればと思うと、残念でならない。
別の話だけど、昔のレコード録音のギャラはスタジオ3時間が基本のギャラで、それ以上になると超過ギャラがでたらしい。
パーカーは、スタジオ録音のとき、何度も録りなおしをしてセッションを3時間長引かせて追加で儲けたりしている、やたら録りなおしが多いのはそれゆえだったりする。
「オーバータイム」って曲はそこからついたのである。
コメントありがとうございます。 ルーメッカは、自分も検索してみたんですが、超マイナーなギタリストらしくて ほとんどネットでは、紹介されていないようです.... ^^;
ただし!実力は、ウェスモンゴメリーや、タルファーロウにけして負けてないですよ。
自分は、親父が昔から普通にレコードをかけてたんで なんとも軽快なギターだなあ~って思いながら 物心ついたときから普通に聴いていましたw
あちこち調べたら やっとネット上で試聴できるサイトを見つけたので 是非聴いてみてください。
→http://www.amazon.co.jp/dp/B000050H67/ref=asc_df_B000050H6761170/?tag=smarterjapan-22&creative=380333&creativeASIN=B000050H67&linkCode=asn
(上の2行をつなげて コピペしてくださいね)
ルーメッカって名前すら聞いたことなかった、なんとも気になるw
そう言えばうちに何枚か、10インチ盤って言うちょっと小さいJAZZのレコードが 数枚あるんですが
大きさが、丁度中間で 演奏時間が両面で30分たらずと、LPレコードよりもかなり短く これが 先輩の言う
EPレコードと、LPレコードの中間に当たるものだと思われます。
ですが、この10インチ盤の演奏内容が、どれも素晴らしく とても気に言っています。
これは、自分が思うに録音時間に制約があるので、時間内にきっちり演奏をまとめようとする演奏者の集中力の
賜物(たまもの)ではないか?と思うのですがどうでしょうか?
パーカーや ガレスビーのビバップ初期の演奏が特に素晴らしいのも これで理由が付くと思うのですが???
自宅にある10inchi盤で もっとも気に入っているのは、ルーメッカ(ギター)のカルテットBULENOTE盤です。
→ https://www.shop.kotenha.com/ec-classic/pc/package_details/index.php?package_id=3200071006
黒人ジャズミュージシャンのギャラや待遇はそうとう悲惨だったと思いますよ。
特にバードはヘロインに使うから、楽器もスーツもすぐ質屋にいれちゃう、そしてバードに憧れたミュージシャンはみんなヘロインをやる悪魔のループが存在する。
どうも、こんな話にコメントありがとう。
最後の1行は、何やらとんでもないような身近なような複雑な感じでびびります。
貴重なコメントありがとうございます。
こういうお話は、なかなか普段 人から聞くことが出来ませんので 又JAZZに対する知識が増えたかと思うと 本当に嬉しいです。
しかしビバップの創始者のひとりで、よく変人扱いされるパーカーが ギャラを値上げするために そんなせこいことを やってたなんてちょっと意外でした。 まあそのおかげで、同じ曲のTAKE違いが 何曲も存在するのですから、結果的によかったのかも知れませんが、、、、w ただし「BIRD AND DIZ」のCDは持ってますが、「LEAP FROG」が4TAKEも入っているのは ちょっとくどいかな?w
なかなか詳しいお話他じゃ聞けません
★⌒(●ゝω・)b アリガトン♪
長くするときっと終わらないって曲もあるとかないとか・・・・・
何処で区切ってもここで本当に終わりって思うのはなぜ~